アウトプットとつぶやきと

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アラフォー 初めての富士登山 2日目

富士登山2日目の朝です。前日は9時ごろに寝て朝3時起きました。3時半に出発です。

朝って言うか、まだ夜中です。

 

一日目の記事は、こちら。

mamiemonblog.hatenablog.com

 

ゆっくり休めたかというと、正直そんなことはありませんでした。

慣れない場所というのと、寝袋が思ったよりも暑く、また、空気が薄いせいか心拍数がいつもより早い気がして、ぐっすりは眠れませんでした。

 

30分から1時間まどろんで目を覚ましを何回か繰り返すうちに3時になりました。

 

お手洗いが混んでしまうのが嫌だったので、ちょっと早めに起きて外にあるトイレに行こうとしたところ、山小屋の扉が開きません。

 

何事かと思ったら、もう下から登ってきている人達で小屋の前の道は混みあっており、入り口の扉にも人が座って休んでいたために、開かなかったんです。

 

お手洗いにも、建物の中で寒さをしのいでいる、(たぶん弾丸登山の)人達で混んでいました。

 

なかには具合の悪そうな人も何人かいて、無理をして頂上を目指すより、山小屋に泊って体を休めてから頂上を目指した方がいいんだろうなぁ、と思います。

 

お手洗いも済ませ支度を整えたら、あっという間に出発の時間です。外はまだ暗く、初めてのヘッドライトです。

 

ヘッドライト、もっと明るいのかと思ったら、本当に足元だけ薄っすら見えるくらいで、周りはよく見えません。

 

そんな中、岩場を頂上を目指して進んでいかなければいけないのは、登山初心者には結構怖いです。

 

前日に頑張ってなるべく上の山小屋に泊まっていて良かった、と思った瞬間でもありました。(暗い中、岩場を登る距離が少なく済むので。)

 

御来光を頂上で見ようとしている人達はたくさんいて、渋滞で止まることはなかったのですが、頂上まで人が連なっていました。

 

気が付くと、登山道の脇に寝転がっている人が何人かいて、何事かと思ったらどうやら高山病でダウンしている人達のようでした。

 

そういった人達を横目に、休憩なしでどんどん岩場を登っていくと、頂上の鳥居が目に入りました。約1時間ほどで山小屋から頂上にたどり着きました。

(この写真は、夜が明けて朝に上から撮ったものです。)

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頂上に着いた時はまだ日の出前で、吉田口のルートから入ってすぐの所が、ご来光が綺麗に見えるスポットということで、そこでご来光を待つことになりました。

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待つこと20分くらい。その日は雲というか霧で頂上は覆われていて、日の出の時間まで待ってみましたが、やっぱりご来光は見えませんでした。

(途中でリタイアして8合目の山小屋で待っていた人は、ご来光見れたそうです!)

 

霧も濃くなってきてしまい、まるで雨のようです。

陽もささないので、気温も上がらず寒かったのですが、せっかく頂上まで来たので、お鉢巡りに行きたいと思いました。

 

ガイドさんが「こんな霧だから、お鉢巡りをしても何も見えないだろうけど、行きたい人いますか?」と言ったところ私を含め10名弱くらいの人が手を挙げたので、ガイドさんが連れて行ってくれることになりました。

 

「今手を挙げた人たちは、お鉢巡りする体力残っていると思うので連れて行きますが、顔色とか様子を見て無理そうな人には下山するように言います。」って言っていて。

 

どうやらガイドさん達、参加者の顔色や様子(ふらふらしていたり、あくびをしているかどうかって言ってました)を見ながら、ずっと体調を気にしてくれていたみたいです。

 

希望者だけでお鉢巡りに出発しましたが、霧とゆうか雨の中、周りの景色はあまり見えずガイドさんを先頭にどんどん歩いていきます。

 

日本で一番高い場所、剣ヶ峰を目指したのですが、その前に”馬の背”という急な坂道があって、登るのが富士登山の中で一番辛かったです。まさにラスボス!

 

剣ヶ峰の石碑の前は通常だと写真を撮る行列が出来ているそうなのですが、その日はお鉢巡りをする人が少ないのか、とても空いていて、すぐに写真が撮れました。

 

私は剣ヶ峰で写真が撮れたので、お鉢巡りはそれで満足だったのですが、本来であれば見えるはずの火口とかが全く見えませんでした。

 

それを気の毒に思ったガイドさんが、おもむろに明らかに違う道に進みだして「えっ、どこに行くの?」と思ったら、

 

富士山の頂上には火口が大きいのと小さいのと2つあるそうで、その小さい火口の方にメンバーを連れてってくれました。

 

ガイドさんもその日初めて、小さい方の火口に降りたと言っていました。

(本当だったら降りてはいけない場所だったのかもしれません。)

 

加工の中から空を見上げると、うっすらと太陽が差し出してなんとも幻想的な風景でした。

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頂上がこんな霧じゃなかったら、小さい方の火口に降りることができなかったと思うので、とても貴重な経験ができたのでとっても満足でした。

 

お鉢巡りを終えて元来た場所らへんに帰ってきたら、あとは少しの自由時間しかなかったのですが、山小屋で持たせてもらったお弁当を食べる時間と、お土産や神社参拝に行きたい人は行く時間になりました。

 

本当に時間がなかったので、富士山頂上浅間大社にお参りに行って、そちらで頂上でしか売られていないお守りなどを買い、富士山五合目でもらった木札に刻印を入れてもらって、観光は終わりにしました。

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待ち合わせ場所の山小屋さんにって、豚汁を注文し、お弁当と一緒に流し込むように食べて、お手洗いにったらあっという間に下山の時間です。

 

下山した後で気づいたのですが、百名山の頂上にはピンバッチが売っていて、富士山頂上のピンバッチを買い忘れていました。ピンバッジを集めているので、富士山にまた登ろうと思います。(富士山に2度登る馬鹿w)

 

下山の準備を整えて、登山靴の靴紐を上まで閉めて、くるぶしを固定したら、あとはストックを出して一気に駆け下ります。

 

下りの道は砂利というか砂というか登りの時のような岩場ではないので、(私の場合 勇気を出せば)走り降りることができます。

 

お鉢巡りをしてない人達は、もう既に下山をしているので、その人達に追いつかなければいけないということをその時気付きました。

 

帰りのバスの時間が決まっているから、何とかして追い付かないといけません。ツアーガイドさんに降りる時のコツを聞いて一気に早足で下山します。

 

とはいえ、山を降りるのって苦手な人もいるもんで、苦手な人はスピードを出して降りることができないので、ペースがゆっくりになります。

 

そこでガイドさんは、順調に降りれそうな人達は先に早いペースで下っていくように指示が出され、私はそのメンバーの中に含まれていたので少人数で早めに下山することになりました。

 

その中でもペースが一番遅い私が、一番最初にペースメーカーとなり降りていきました。ずっと似たような砂と砂利の道をひたすら早足で降りていきます。

 

ガイドさんもいないので、どのタイミングで休憩をとったらいいのかも分からないし、曇天で写真を撮るために泊まろうという気にもなりません。

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途中でペースメーカーをするのが疲れてしまったので、他の人に代わってもらって頂上から5合目まで3回ぐらい休んだだけで一気に駆け下りました。

 

頂上からの下山時間は、標準タイムで4時間のところを5合目まで降りた時に時計を見たら3時間で降りてきていました。めっちゃ早い。

 

無事に下山をして最初に荷物をロッカーに預けた場所に着いたところ、先に下山した他のメンバーの人達も今着いたところということでした。

 

その人達は色々と写真を撮ったりしながら、ゆっくり下山してきたようなのですが、ちょうど間に合って良かったです。

 

着替えを済まして山の装備をレンタルした人は、その着替えをした建物の入り口でレンタルを返却できるということでした。

 

山の装備を家に持って帰って洗ったりしなくても済むので、私もレンタルにすればよかったなぁとその時思いました。(次回はレンタルします。)

 

まだバスの出発時間まで少し時間があったので、お土産を見たり、外の売店でアイスクリームを買って食べたりしていました。

 

そうこうしているうちに出発時間となり、また来た時に乗ったバスに乗り込んで富士山を後にしました。あっという間の1泊2日でした。

 

帰りはまっすぐ東京に帰ってくるのではなく、途中富士宮にある日帰り温泉施設「富岳温泉 花の湯」に寄って温泉に入って、そこで、バイキング形式の食事をとりました。

 

www.tokinosumika.com

 

ツアー中に仲良くなった方が、先にご飯を食べたいということだったので、私も便乗して食事をしました。

 

コロナ禍なので、トングを掴むのにもビニール手袋を使って掴むようなシステムになっていました。

 

その土地でとれた野菜や富士宮焼きそばなどもあって、私は野菜やフルーツを中心に頂いていただきました。

 

どうやらこちらの温泉施設は、他にもたくさんの富士登山のツアーが立ち寄っているようなので、お風呂の中にあるアメニティーに歯ブラシがありました。

 

山小屋では水が出ないと思って、歯磨きを一日我慢していたので、お風呂場の中に歯ブラシのアメニティがあって、磨くことができてとてもスッキリしました。

 

お風呂も大きく、何種類もあって、団体客が何人も来ても対応できるような施設でした。ゆっくりお風呂に浸かって凝り固まった筋肉をほぐして疲れを癒してから東京に帰れるのはとてもいいなぁと思いました。

 

バスに乗り込んだら、一路 東京へ出発です。帰りのバスはみんな疲れきっていてぐっすり寝ているようでした。新宿の西口に着いたのは夜の7時くらい。

 

仲良くなった方達とは、「本当は打ち上げとかにも行きたいね。」とは言っていたのですが、コロナ禍で8時までしかお店がやっていないので、そのまますんなりお別れとなりました。

 

富士登山を振り返ってみて、ガイドさんがいたから、高山病とかにもならずにペースを守って無事に山頂まで登ってることができたと思います。

 

また、ご一緒した人達も、明るく良い方が多かったので、一人で参加していたにも関わらず、楽しい富士登山となりました。

 

正直、想像していたよりも楽に楽しく富士山登ることができました。ピンバッジも頂上で買うのを忘れてしまったので、また登りたいなぁと思います。

 

山小屋が今年のように快適な感じであれば、山小屋泊のツアーで。

もし山小屋の宿泊人数が増えるのであれば、日帰り登山も考えたいなぁと思います。

 

富士山は一度登ったら、二度と登らないという人もいるみたいですけど、私には何度も登りたいお山の一つになりました。